人として自然体に、より楽しく生きるために必要な要素として「メンタル」をできる限り健やかに保つスキルは今のご時世、必須な要素だと言えます。
しかしこのメンタル浮き沈み、傷つくパターンの事例では過度なストレス、誹謗中傷、生活環境が大きな要素として締めることが多いです。
一番やっかいなのがよくも悪くもインターネット、SNSというツールですね。これによって今や自分に必要のない評価の情報が多方面から毎日のように飛び込んでくる。それは自分が意図している、していないにかかわらずです。
目次
- 最低限の防衛策は心得ること
- ■他人をコントロールしようとしない
- ■本当に大事なことなのかを都度考える
- ■SNSでも鍵は締める
- ■親しい仲でもミュートする
- ■自分に素直に生きる
- ■自分の境界線を保つ
- ■柔軟な考え方を持つこと
- ■誰しも迷惑をかけているものだと認識する
- ■安全安心の場を確保する
- ■横にならえをやめる
- ■孤独になることを恐れない
- ■物理的に健康になる努力をする
- ■メンタルすべてをよくしようと考えないこと
最低限の防衛策は心得ること
ここでは私自信もやっていることをいくつか書いておきたいと思います。少しでもお役に立てれば幸いです。
ざっくりとする行動は
・ストレスをできるかぎり軽減する努力をする
・SNSを上手に活用する
・自己努力をする
の3つです。
ここから下はより具体的な行動部分を一部ご紹介いたします。
■他人をコントロールしようとしない
ストレスの原因に多いのが人との関係ですが、他人をコントロールしようとしないことがとても大事です。
これは上司でも恋人でも夫でも妻でも子供でもそうですが、誰かをコントロールしようとしてもなかなかそうはいきません。変えられるのは自分の行動、考え方、捉え方です。
変えられないことにフォーカスして努力を続けて変わらない挫折感を嘆くよりも、自分が変えられるところにフォーカスをしましょう。
そしてこれは他人の評価なども同じことが言えます。
■本当に大事なことなのかを都度考える
あなたが今やっていることで過度なストレスを抱えていたり、メンタルを崩す原因になっているのであれば、今やっていることは本当に大事なことなのか、自分が得たいものにつながっているのかを考える必要があります。
それを定期的に見直しましょう。
■SNSでも鍵は締める
たとえば泥棒に入られたくないのであれば家の鍵は絞める。しかしSNSやWeb上の世界でそれをやらない人が驚くほど多い。見たくない情報はミュート、ブロックは必ずしよう。
■親しい仲でもミュートする
たとえ親しい中でも自分が見たくない情報、人は必ずミュートしています。仮に仕事仲間としてはとても頼れる人だけど、プライベートの情報では価値観が合わない人などの場合、その人の情報がタイムラインで目につかないように基本的にはシャットアウトしています。
で、連絡取りたい時とかだけはお互いしあう。そんな感じです。
冷たいやつだなとか思う人がいるかもしれませんが、そもそも全ての情報に穏便であれるほど自分はできた人間ではないし、くそうぜぇとか思うし、毎回こんなこと言っているのはどうなのよ?っていう情報はそもそも見ていてストレスが溜まってメンタルにもよくないので、見る必要のないものは遠慮なくミュートします。
八方美人の人は本当にすごいなと思いますが、それを真似するメリットがあなたに何もなければ真似る必要はないということです。
■自分に素直に生きる
基本的に私は飲み会には参加しませんし、規模が多い集まりにも参加しません。どうしても参加する場合は、その人といることが好きだった場合や、お互いに何か影響を与える場合などには参加します。
そして嫌な場合はいや、ちょっと疲れるし、自分は楽しめないと思うので出たくないですなどの理由を伝えて断ります。
■自分の境界線を保つ
相手の問題を自分の問題と混同しないことを境界線を保つと言います。アドラー心理学では課題の分離と書いていますね。
よく、誰かの課題や悩みを解決してあげようとかいう人がいますが、そういうのは相手の境界線を超えていることになります。誰かの夢を叶えてあげますということも相手の境界線を超えています。
誰かにアドバイスをもらいたい時は相談ですが、解決するのは自分自身がやる必要がありますので、そこをしっかりと線引きしましょうということです。
会社で周りが残業をしているから自分も残業をしようというのは、完全に境界線を超えられている状態ですし、自分が忙しいからお前も付き合えというのも完全に境界線を超えている状態です。
親子でもこういう関係性は多いと思いますが、共依存にもならないように気をつけましょう。ちなみに私の母親は過干渉でしたから相当苦労しました。中学卒業後、いち早く家を飛び出した理由にもなっていますが、自分の人生をコントロールされると不幸にしかなりませんので注意しましょう。
■柔軟な考え方を持つこと
自分の性格は状況によって使い分けができることを知ること。どんなことでも背景によっては強みにも弱みにも変化するし、好みにも嫌いにもなりえるということ。できるかぎり自分の強みと好きが実感できる環境を選び続けるだけでも意図的に幸せになりやすくなります
■誰しも迷惑をかけているものだと認識する
余計なことを考えない方法の1つとしては、人は生きている限り誰かしらのお世話になっているし、迷惑をかけているということを知ること。いばり散らしているそこのあいつもオムツはかせてもらっていたわけです。
つまり、自分なんか存在する価値がないんだと思っている人は、そんなことをいちいち気にしてはいけないということです。そんな自己憐憫をしたところで誰かが気にかけてくるとでも思っているのでしょうか?
そんなことを心配するぐらいなら、今の環境に感謝することです。少しでも私生きていて幸せですと伝えるだけでどんなに周りの人が嬉しい気持ちになることか。
■安全安心の場を確保する
人は精神状態が危機の時には何をやっても頭に入りませんし、考える余裕がありません。そのためどんな身に危険を感じるほどに精神的に追い詰められている場合は、即刻物理的に安全な空間を確保することです。精神的にどうしてもやばいという場合はプロの専門家に依頼することです。
その場合は占いやカウンセラーではなく、臨床心理士などといった方に相談することです。
■横にならえをやめる
学校、会社でもグループラインを強制される場合がありますが、疲弊しやすい場合は距離をおくこともとても重要です。私の場合はできる限りかかわらないように工夫をして、どうしても相手が連絡をして欲しい場合は直接コンタクトする、連絡をするといった方法でしてもらったりもします。
■孤独になることを恐れない
実際これもとても重要ですね。仮に自分はわがままな人だ、変わっている人だ、付き合いが悪い人だと言われていても問題ないということです。自分のメンタルが最優先です。メンタルを壊すと活動自体ができなくなる恐れがありますので、一番重要なコアってメンタルだったりもします。
■物理的に健康になる努力をする
栄養のあるものを食べて、よく睡眠を取り、適度な運動を心がけるということです。メンタルと言えども体、眠気、思考を良い状態で維持するためには健康体であることが理想的です。
■メンタルすべてをよくしようと考えないこと
そもそもメンタルって目に見えませんし、自分でもどういう状態が望ましいのかとわかりづらいと思います。
よくない状態がをあげられるとすれば、無気力になり、生きる気力を失うほどに自分の中で悪いことばかりを想像してノイローゼになること、思考能力が停止すること、身体機能を失うことではないかと言えます。
最低限ここの状態になる前に予防、相談、行動で対処できればいいですが、仮にそうなってしまった場合は迷わず専門機関に相談をオススメします。
よくありがちなのが、多方面で自分をこうあるべきだというような「べき論」や劣等感、自己矮小化などに襲われること。そもそも人は完璧ではないので、それをまず知り、ある程度割り切ることも重要です。
ただ残念なことに、TVを付ければ完璧な人間がたくさんでてきますし、SNSでも若くて優秀で綺麗でと、天が二物、三物を与えている人が多く目立ちます。
そういう方を見て「なんて自分は物足りないんだ」という考えは本当に不毛で、心をすり減らすだけなので、もしそれで気を病んでいるのであれば、そういうメディアから距離をとることも考える必要があると思います。
とにかく重要なことは、生きること。
そしてできる限り自然体で生きれること。
そのために必要な環境、予防、行動を心がけていって欲しいと思います。それが最終的には自分の行動にフォーカスし続けられるので、結果的に他人の望む自分ではなく、自分が意図して臨む行動を取りやすくなると考えています。(簡単ではないけど)